フロー間で値を共有する
あるフローが保存した値を別のフローで使いたいとき、または同じフローの前回の実行が保存した値を使いたいときは、共有変数 を使います。たとえば夜間の同期フローが最後に実行した日時を保存し、レポートのフローがそれを読む、といった使い方です。
共有変数は ワークスペース に属し、そのワークスペースのすべてのフローから読み書きできます。ファイルなどほかの保存方法との違いは ストレージ を参照してください。
このガイドでは、あるフローで last_sync という値を保存し、別のフローで読み込みます。
1. 値を保存する
- 値を作るフローで、値がそろった位置の ステップを追加 をクリックし、組み込み を開いて 変数 を選び、値を保存 を選びます。
- スコープ種別 を 共有(全フロー) にします。既定の フロー内 のままだと、実行が終わると値は消えます。
- キー に
last_syncと入力します。英数字・ハイフン・アンダースコアを使い、それ以外の特殊文字は避けてください。 - 値 を設定します。固定値を入力するか、
$を入力して前のステップのデータ(トリガーの日時など)を選びます。 - 必要なら 有効期限(秒) を設定すると、値が自動で削除されます(例: 1 週間なら
604800)。空欄なら、削除されるまで値が残ります。 - フローを公開して一度実行し、値を作っておきます。
1 つのステップで複数の値を保存するには、代わりに 複数値の保存 を使います。
2. 別のフローで読む
- もう一方のフローに 組み込み › 変数 › 値の取得 を追加します。
- ここでも スコープ種別 を 共有(全フロー) にします。フロー内 の値の取得は自分の実行の中だけを探すため、共有の値は見つかりません。
- キー に
last_syncと入力します。 - 後のステップで
$を入力し、このステップの value を選びます。前のステップのデータを使う を参照してください。
まだ値が保存されていない場合でも 値の取得 は成功し、value は空、exists は false になります。パス で exists によって分岐するか、キー未存在時に成功扱い をオフにしてステップを失敗させることもできます。
3. ストレージで値を確認・変更する
サイドバーの ストレージ を開き、共有変数 タブを選びます。各変数のキー・値・型・有効期限・最終更新日時が表示されます。
last_syncを探すには、キーの先頭で検索します。- 値を手で変えるには 編集 をクリックし、新しい値を JSON で入力して保存します。テキストは
"2026-10-01T00:00:00Z"のように引用符で囲みます。フローは次に読み込んだときに新しい値を受け取ります。 - 削除するには 削除 をクリックします。読み込むフローからは、保存されなかったのと同じように見つからなくなります。
- フローが保存する前に値を用意しておくには、変数を追加 をクリックします。
簡単なキューを作る
共有変数にはリストも保存できます。あるフローが リストに値を追加 で項目を追加し、別のフローが リストから値を取り出す で 1 件ずつ取り出します。取り出す位置は 先頭から(古い順)か 末尾から(新しい順)を選べます。1 つのリストには最大 1,000 項目まで入ります。ほかの制限は 制限 を参照してください。